地域貢献

一の坪堰周辺工事完成祝う/歴史伝えるモニュメント建立/㈱大和建設に感謝状

2026年04月01日(水)

地域貢献

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溝尾副市長(右)から小山田代表取締役に感謝状が贈られた

除幕の様子。当時の区長の名を刻んだ石材が使われている(中央部)

 佐賀市が進めてきた城東川一の坪堰周辺工事の完成を祝う式典が3月28日、兵庫町藤木地区に新設された公園で開かれた。地域の100年の歴史を伝えるモニュメントを寄贈した㈱大和建設(佐賀市、小山田秀雄代表取締役)へ、市と地区団体から感謝状が贈られた。

 モニュメントは、今回の周辺工事に伴い撤去された石積みの「一の坪堰」を再現したもの。1924年(大正13年)に農業用水の確保を目的に整備された同堰は、今回の工事で転倒ゲート方式の可動堰に更新された。
 旧一の坪堰が先人たちの努力と地域を守り続けてきた歩みを象徴する存在であることから、地区では歴史と防災の取り組みを後世に伝えるモニュメントとして残すことを決めた。㈱大和建設がその趣旨に賛同し、実際に使用されていた石材を基に製作した。
 式典で溝尾彰人副市長は「市としても浸水対策を重要課題としており、今回の整備がまちの安全と発展につながることを期待している」と施工関係者に謝意を示した。
 地区のまちづくりを担うNPO法人夢の里兵庫の野口博理事長は「地域の歴史を伝えるモニュメントが建立されたことに深い感慨を覚える。堰は農業用から治水へと役割を変えたが、地域の安全安心を支える存在であることに変わりはない。大和建設様をはじめ、建立に尽力いただいた皆さんに感謝したい」と述べた。
 また同法人の福井久男相談役がモニュメントを使い、旧一の坪堰の優れた機能や地域の移り変わりを解説。今回の護岸工や堰の更新についても「地域の発展に寄与するとともに、安全安心の確保につながるもの」と評価した。


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