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【2026年度佐賀県内の事業展望】《佐賀・小城地区》佐賀県立大学は27年度着工/小城市廃棄物中継センターも着工へ

2026年01月27日(火)

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佐賀県立大学イメージパース

大規模改修を行う佐賀市立図書館

2026年度 佐賀・小城地区の事業展望まとめ


《佐賀・小城地区》


【佐賀地区】佐賀県立大学整備 27年度当初に着工予定 


 佐賀県は、佐賀県立大学(仮称)の基本設計書を作成した。設計コンセプトは、学生、地域住民、企業、自治体が関わり合い、学び合う場となるよう、まちのような思想でキャンパスをつくる方針。学びの場を超え、佐賀の新たな価値を創出する拠点になることを目指す。


 県立大学は佐賀市八丁畷町の県総合庁舎敷地に設置する計画で、敷地面積は1万3530平方㍍。敷地南側からA館(新築)、B館(新築)、C館(既存建物を改修)を整備する。施設規模はA館が鉄骨造4階建て・延床面積6556平方㍍、B館が同造1階建て・延床面積1188平方㍍、C館が鉄筋コンクリート造・鉄骨造4階建て・延床面積4830平方㍍。敷地の西側と北側に約80台分の駐車場、約720台分の駐輪場、約40台分のバイク置き場を設ける。


 配置イメージとしては敷地中央にB館を建設し、大講義室(1室、355席)と中講義室(2室、120―150席)、屋上テラスを設置。A館はホールや地域連携センター、図書館、コモンズ(多目的な交流空間)、小講義室などを備え、C館には事務エリア、教員室、小講義室、コモンズなどを配置。3棟を2階部分の渡り廊下で連結する。


 現在の計画では、2026年9月末までに実施設計(梓・渋江JVが担当)を終え、27年度当初から新築および改修工事に着手。B館およびC館の工事が28年度中、A館の工事が29年度中に完成する見通し。B館とC館を使って29年4月に開学し、30年4月からA館の利用を開始する予定。


 校舎建設費(概算)については、25年10月時点で約104億円を見込んでおり、近年の物価高や人件費の上昇率を考慮して130―140億円程度になると試算している。



【佐賀地区】久保泉小校舎長寿命化 工事費計場も未着工


 佐賀市は、久保泉小学校(同市久保泉町大字川久保)の校舎長寿命化改良事業を実施する。同校の校舎は、管理特別教室棟と普通教室棟があり、このうち管理特別教室棟(鉄筋コンクリート造3階建て・延床面積1904平方㍍、1984年建設)の大規模改修を実施する。


 工事内容は床の木質化や窓ガラスの断熱向上化、内装改修、照明器具のLED化、電気および機械設備関係の改修を行う予定。また、エレベーター棟(鉄骨造3階建て・延床面積36平方㍍)も設置する。


 実施設計は㈱渋江建築設計事務所(佐賀市多布施4丁目)が担当した。現在の計画では、敷地内の北東側にある駐車場スペースに仮設校舎を設置し、管理特別教室棟の大規模改修を施工する方針で、工事期間は3カ年を見込んでいる。


 2025年度一般会計当初予算に校舎長寿命化改良事業費3億1863万円を計上し、3カ年継続費12億1881万円(25年度3億1863万円、26年度8億9692万円、27年度325万円)を設定していたが、国の学校施設環境改善交付金(補助事業)が採択されていないため、工事発注を延伸している。



【佐賀地区】佐賀市交通局舎の建替え 26年度に新施設整備に着工


 佐賀市交通局は、地域公共交通再構築事業の一環として、交通局舎(同市愛敬町)の建て替えを計画している。現在の敷地約8134平方㍍にSAGAモビリティセンター(仮称)を整備し、交通局の機能に加え、民間バスやタクシーの待機スペース、運転士の休憩所、シェアサイクルなどを設置する。


 現在の計画では、SAGAモビリティセンター(仮称)の規模を鉄骨造3階建て・延床面積約700平方㍍と想定。敷地内には▽バス停、待合所▽民間バスの待機所、休憩所▽EV給電施設▽シェアサイクル、カーシェアなどのシェアリングモビリティの配置▽タクシー、観光バスの待機スペース―などを整備する。総事業費は約8億円を見込む。


 整備スケジュールは、2025年度に基本設計、実施設計、地質調査、家屋調査を行い、26―27年度の2カ年で新施設整備、旧局舎解体、外構などの工事を施工、28年度の供用開始を予定している。



【佐賀地区】市立図書館大規模改修 27-28年度に改修工事


 佐賀市は、市立図書館(同市天神3丁目)の大規模改修事業を実施する。市立図書館の本館は鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造地上3階・地下1階建て・延床面積9758平方㍍(建築面積3972平方㍍)。全体事業費約63億円をかけ、1992年度から95年度の4カ年で建設した。


 今回の図書館大規模改修事業では、誰にとっても開放的で居心地の良い、家庭や職場以外のゆっくりと過ごせる居場所として図書館を再整備する方針。人が集まり、まちの賑わいを生み、訪れる人の体験を豊かにする交流拠点とし、30年先も魅力的な場所であり続けることを目指す。


 整備方針としては、公園や外部環境と接する1階に、らせん階段を中心とした開放的な閲覧席を設け、児童コーナーやイベントスペース、カフェ、ギャラリー工房などを設置。周辺とつながる賑わいのある空間をつくり、多様な人が自由に集い、のびのびと過ごせる「サードプレイス的な場所」とする。


 静かな環境をつくりやすい2階は、集中して本と向き合える空間とし、閲覧スペースや学習室を配置。会議室や倉庫、更衣室などの職員スペースは地下に移動させる。


 北側駐車場から入るメインエントランスを新設し、らせん階段や東側エントランス(公園側)、エレベーターを新たに設置。図書館の公園側エントランスから緩やかな芝生の丘が公園に向かって広がり、公園との一体感の創出を図る。


 現在の計画では2025年度から26年度にかけて実施設計を行い、27―28年度の2カ年で改修工事を施工。28年度中の開館を予定している。



【小城地区】廃棄物中継C再整備 小城市、26年度から着工


 小城市は、廃棄物中継センター(牛津町)の管理施設新築などの再整備を計画している。


 2025年度は実施設計と地質調査を行っている。


 基本計画によると26・27年度に造成・建築・設備工事などを行う。新施設の建設と旧施設の解体は27年度中の完了を予定している。


 建設予定地は旧焼却施設跡地(約3000平方㍍)で、建築物は廃棄物中継施設(鉄骨造一部RC造)と洗車場(鉄骨造)を予定。いずれも30年以上の使用を想定。


 中継施設内には、処理関係諸室(受入ヤード、監視室など)、事務員用施設(会議室、倉庫など)、作業員用施設(更衣室、シャワー室などを整備する。


 事業費は概算で約7億4000万円。26年度は1億6237万円、27年度は4億8711万円を見込んでいる。


 同センターの敷地面積は7777平方㍍、施設は1980年竣工の鉄骨平屋建てで、老朽化や安全性の低下が課題となっており、これらの解消を目的に再整備が進められている。


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