農高生がインターン/㈱下村建設協力で土木現場に触れる
2025年12月25日(木)
地域貢献
地域貢献
㈱下村建設(小城市、下村一敏代表取締役)は11~16日の4日間、県立佐賀農業高校のインターンシップに協力した。地域の将来を担う高校生が実際に建設の仕事に触れ、職業観を深める貴重な機会となった。
インターンに参加したのは、環境工学科2年生の西田耀さんと山口浩芽さん。土木を学び、建設業に関心を抱いて同社での職場体験を希望した。期間中は道路整備や道路改良、橋りょう補修など多様な現場を訪れ、作業にも取り組んだ。
最終日の16日は、佐賀市嘉瀬町の国道208号道路改良工事の現場で、浅層改良を行う範囲を杭ナビを使って測量する作業を体験。現場代理人兼監理技術者の樋口準一氏は「素直で学ぼうという姿勢が伝わってきた。当社も含めていろいろな会社を見て、自分の将来をしっかり考えてほしい」と期待を込めた。
インターンを終え、西田さんは「嘉瀬橋の補修工事が印象的だった。つくるだけでなく、その後の維持管理もあると知れた。もっと土木を学んで、施工管理技士の1級を取りたい」と話す。
山口さんは「杭ナビがすごかった。学校で学ぶレベル測量とは全く違っていて、土木の世界もデジタル化が進んでいると感じた。インターンを経験して建設業の良さを知ることができてよかった」と振り返った。建設業の意義や面白さを肌で感じ、今後の進路選択にとって実りある4日間になったようだ。
訪問した現場は次の通り(順不同)。
▽川久保鳥栖線道路整備工事=佐賀土木事務所発注
▽嘉瀬橋(嘉瀬川)補修外工事=佐賀国道事務所発注
▽佐賀497号脇田地区改良工事=佐賀国道事務所発注
▽国道208号道路改良工事=有明海沿岸道路整備事務所発注










