排水ポンプ車訓練に伊万里建設業協会が参加
2025年05月20日(火)
地域貢献
地域貢献
伊万里市二里町で14日、県が配置した排水ポンプ車「みょうじょう」の稼働訓練が実施された。(一社)伊万里建設業協会(吉永茂樹会長)の会員企業から約30人が参加し、浸水時のポンプ車の操作手順を再確認した。
訓練は伊万里市、有田町、伊万里土木事務所、伊万里農林事務所および同協会が年に一度、出水期を前に合同で行うもの。川の水を汲み上げ、川に戻す作業を水害時の排水作業に見立てる。県職員の指導のもと、会員らはポンプ車の設置、ホースの接続、ポンプの操作、排水、撤去などの手順を確認していった。
吉永会長も訓練に参加。「さいわい伊万里有田地区ではまだポンプ車の出動はないが、だからこそ訓練が重要。災害時に誰でもポンプ車を操作できるよう備えておくことが大事」と話す。
伊万里土木事務所の西久保博貴副所長は「各地で災害が激甚化、頻発化している中で、日頃の備えが重要と認識している。日々の訓練を通じて技術を底上げしていかないといけない。災害はいつ起こるか分からない。協会の皆さんに引き続き協力を仰ぎながら防災・減災に取り組んでいかなくてはならない」と述べた。