地域貢献

モロドミ建設㈱『地元多久盛り上げたい』/キャンプ場運営やイベントなど、交流人口増加に貢献

2025年03月27日(木)

地域貢献

地域貢献

キャンプ場では趣向を凝らしたイベントを開催

「消防ショベルカーに乗りたい」という3歳の車大好きっ子。半分夢が叶って大興奮

 「地元多久を盛り上げていきたい」とモロドミ建設㈱(柴村英男代表取締役)は事業のほかにも地域の発展に貢献する活動に力を入れている。


 同社は多久市西部で「FUNAYAMA MOUNTAIN」を運営している。多久市が運営していたキャンプ場をリニューアルしたオートキャンプ場で、昨年7月のオープン以来口コミで評判を呼び、予約も夏まで埋まっている。来場者は1万人を越え、ほとんどが県外からという。「景色の良さ、環境の良さが広く知られて、多くのキャンパーが多久市に来てくれている」と喜ぶ柴村代表取締役。22日のイベントでは多久市の特産品をゲームの景品としてプレゼント。併せて近隣の飲食店もPRして地域の活性化にも一役買っている。


 キャンプ場運営で意外な反響もあった。この春同社に入社する新卒者2人は「FUNAYAMA MOUNTAIN」でのキャンプをきっかけに同社を知り、興味を持ったという。「今の若者はどんな仕事をする会社かだけでなく、それ以外でどんなことをしているのかも重要視するのだと実感した」と同社の納富隆博氏。「キャンプ場での私たちの様子を見て、良い雰囲気で働きがいのある会社だと思ってもらえたのがうれしい」と笑顔を見せる。


 同社は地域の行事にも積極的に協力している。23日に多久駅ほかで開催された「こどもフェスティバル2025」(主催・一社たく21)会場にブレーカー装着のバックホウと4㌧ダンプ車を並べた。柴村代表取締役は「子どもたちにいろんな働く車を見てもらう企画で、重機に親しむ良い機会。大きくなって、また多久市を訪れたくなるような、また重機に乗ってみたくなるような、いい思い出をつくってほしい」と語る。重機はパトカーや自衛隊車両に負けず劣らずの人気で、子どもたちは運転席で大人気分を味わっていた。


 「キャンプ場やイベントで交流人口を増やし、多くの方々に多久市の魅力を知ってもらいたい。それが定住にもつながってくれれば」と地域との連携の先にある未来を見据える柴村代表取締役。安心安全、インフラの守り手にとどまらない取り組みをこれからも続けていくという。
 


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