緊急時備え小中学校ほかの蛇口点検/5年間で110箇所/佐賀市管工事協同組合
2024年10月17日(木)
地域貢献
地域貢献
佐賀市管工事協同組合(43社、原田恵三代表理事)は、2023年度から佐賀市内の小中学校や公民館の蛇口を点検するボランティア活動を実施している。
この活動は毎年6月1日からの水道週間に合わせて同組合の若手有志が中心となって行っている。対象は佐賀市が緊急時の避難所に指定している小中学校および公民館約110カ所で、同市と優先順位を相談の上、5年計画で順次点検していく。今年は小中学校8校で蛇口の清掃や水量調整、パッキン交換などを実施した。
点検活動に参加した稲富和臣氏は「以前から社会貢献活動として清掃などを行ってきたが、組合加盟企業の技能を生かして地域の役に立てることはないかと考えた。緊急時に避難された方はもちろん、普段学校で過ごす子どもたちが安全で快適に水を使えるよう、この活動を継続していきたい」と話す。
この取り組みについて佐賀市教育委員会の西郷明紀氏は「子どもたちが安全・安心に水道を使えるよう、専門的視点から点検していただいて非常に助かっている」と感謝を述べる。
同組合は水道週間期間中にショッピングモールなどにブースを構え、子どもたちに風船をプレゼントするといった交流を通して水インフラの重要性をPRしている。