地域貢献

小城建設業協会が出前授業/シミュレーターによる模擬操作体験

2024年09月21日(土)

地域貢献

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協会員と生徒たちの集合写真

シミュレータを操作する生徒

出前授業①

出前授業②

 (一社)小城建設業協会は19日、多久市立東原庠舎東部校(小中一貫校)で8年生約36人を対象に建設業のやりがいや魅力を伝える出前授業を開催した。今回、初めて導入したシミュレーターによる模擬操作体験で生徒たちの目は輝き、建設業に大きな関心を寄せた様子だった。

 出前授業は、小中学生に建設業に触れる機会を提供して、将来の職業選択の一つとして知ってもらうことを目的に県内各地で実施されている。

 はじめに、下村一敏氏が資料や動画を使って建設業と公共工事について説明した。動画では、若手技術者たちが仕事のやりがいを伝えるコーナーもあり、生徒たちは真剣な眼差しで視聴していた。生徒からの質問では「重機に乗るには資格が必要?」、「どんな人が建設業に向いている?」などが上がり、協会員らが丁寧に一つ一つ応答した。

 その後、出前授業で初めて導入したシミュレーターによる模擬操作体験を行った。模擬操作はTVゲームの感覚に近く、ベテランのオペレーターと同じ記録を出す生徒もおり、大いに盛り上がった。

 最後に、校庭に場所を移してバックホウと高所作業車の乗車体験をした。生徒たちは重機の乗り心地や高所の見晴らしを楽しみ、建設業への関心と理解を深めた。

 生徒の三ヶ島昊希さんに感想を尋ねると「私たちの生活を支えるために公共工事の必要性があると知った」、「シミュレーターがすごく楽しかった。またやりたい。建設業のオペレーターの仕事に興味が湧いた」と笑顔で答えてくれた。


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