【連載コラム】海辺の街から~第2回:DXで建設業界の未来を切り拓く~
2024年09月13日(金)
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第2回:建設キャリアアップシステムとDX①
みなさん、建設キャリアアップシステム(以下、CCUS)はご存じでしょうか。元請さんが「登録しなさい」ということで、読者の皆様は「事業者登録」及び「技能者登録」をされているのではないかと推測されます。国が大手ゼネコンに指示を出していて、そのゼネコンから一次下請、二次下請・・・と登録が進められます。
そもそもは国が「建設業に従事する技能者のキャリア情報を一元管理するシステム」を“ちゃんと作りたい”という背景があります。なぜなら、日本では技能者不足や高齢化といった建設業界全体の課題をいよいよどうにかしなければマズイ、という状況だからです。技能者の資格・経験・作業履歴を記録することで「能力を見える化」し、「適切な評価」と「キャリア形成を支援」することで、業界全体の労働条件改善にも繋がると期待されています。技能者に適正な作業単価を“客観的に示すこと”ができれば、それが技能者への賃上げ、モチベーション向上にも繋がるはず。CCUSの導入は、建設業界全体の競争力強化と持続可能な発展の基礎と言えるのです!という流れがあるのです。