園児たちを現場に招待/重機に触れて思い出づくり/富士建設㈱
2024年08月27日(火)
地域貢献
地域貢献
富士建設㈱(白石町、溝口隆治代表取締役社長)は20日、佐賀市川副町の「博愛の里こども園」の園児を現場に招いて重機に触れる特別見学会を開催した。子どもたちは運転席に座るなどして、歓声を上げて楽しんでいた。
同社は「佐賀208号川副地区改良(18工区)工事」(同町)の現場に、園児が色を付けた重機の塗り絵を展示している。田島和也氏(監理技術者)、岩永裕太氏(現場代理人)が「園児たちの思い出に残るお礼を」と今回の見学会を企画した。当日は発注者の有明海沿岸国道事務所なども協力。バックホウ、ダンプトラック、パトロールカー、凍結防止剤散布車、ドローンを用意して、ばら組(年長組)の子どもたち21人を楽しませた。
赤星綾香建設監督官(同事務所)が軟弱地盤と地盤改良工事の仕組みを紙芝居で楽しく説明。その後園児たちは重機、トラックの運転席に座ってレバーやハンドルを動かして運転手気分を味わった。好きな乗り物を尋ねると「ショベルカー」と答える子が多かった。「大きくなったらまたダンプに乗りたい」という女の子もいた。「普段絶対にできない体験をさせてもらった。建設業ってこんなことをしてるんだと子どもたちなりに気づきがあったと思う」と保育士の蒲原千恵氏。「ありがとうございました。とってもたのしかったです」と笑顔でお辞儀する園児たちに重機のペーパークラフトとおやつ、タオルをプレゼントして見学会は終了した。
赤星建設監督官は「重機に触れたり運転席に座ったりすることで建設業を身近に感じて、道路や河川がどうやってできているのか興味を持ってくれたらうれしい」と話す。田島氏は「この子たちが大きくなって将来を考えるとき、今日のことを思い出して、建設業っていいかもと思ってくれたら」と期待を述べた。