地域貢献

「くむんだー」を組む/木育体験イベントを開催/(一社)佐賀建築士会

2024年08月20日(火)

地域貢献

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完成したジャングルジムと子どもたち

ハンマーでくさびを打ち込む様子

 (一社)佐賀県建築士会(小島啓会長)のうち佐賀三地区(佐賀東・佐賀南・佐賀北)が主催する木育体験イベントが18日、メートプラザ佐賀で開催された。子どもたちに木のジャングルジム「くむんだー」の組み立てと解体を体験してもらうイベントで、当日は51組109人が参加した。

 建築士会では毎年7月1日の「建築士の日」に合わせて、住宅相談会や活動紹介、様々な事業を展開してきた。今年は参加する子どもと大人が協力して、ジャングルジムの組み立てと解体を楽しむイベントとなった。

 「くむんだー」は、日本伝統の大工技術を生かした木製のジャングルジムで、柱・ぬき・くさびだけで容易に組み立てと解体が可能。普及協会も存在し、全国的に共同作業の楽しさと伝統木造建築に親しんでもらうことを目的に活動している。

 参加した子どもたちは組み立ての説明を受けたあと、たくさんのくさびとハンマーを手に、建築士会のメンバーや大人の手を借りながら、1本1本くさびを打ち込んだ。ジャングルジムは20分ほどで完成、さっそくよじ登った子どもたちは、得意げにピースサインをしてみせた。

 当初は80人程度で参加応募を締め切る予定だったが、思いのほか希望者が多く、2部構成だったイベントを3部構成に変更したという。

 建築士会の中野武志副会長は「参加者が多く、嬉しい誤算だった。この経験をもとに、参加した子どもたちが、ものづくりに興味を持ってくれれば」と話した。


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