地域貢献

㈱植松建設が清和高校の学習に協力/「想定を超える仕事内容にびっくり」

2024年07月27日(土)

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生徒の問題提案などに答える村田現場代理人(右)

既存の歩道と工事完了後の歩道を見学

 ㈱植松建設(鹿島市、植松信安代表取締役)は23日、佐賀清和高等学校の生徒8人のフィールドスタディに協力した。生徒らは建設業の仕事内容を知り、課題について考え、進路や社会課題について学習した。


 フィールドスタディとは、進路研究と探究学習の側面から、自分の興味のある分野を選び、グループで県内企業に訪問し、ディスカッションをする学習活動のことで、企業が取り組んでいる課題を事前に示し、その課題を考察し、解決策などを提案していくもの。


 はじめに、総務部の井上浩幸氏が会社概要や建設業がどのような仕事なのか、丁寧に説明した。生徒たちは建設業の社会での役割を学び、災害復旧など予想を超えた仕事内容に驚いた様子だった。


 その後、実際に既存の歩道と工事完了後の歩道を見学した。「どのような違いがあるか」、「縁石はどのように変化しているか」など生徒達が自ら考え、課題を考察できるようにヒントを伝えながら案内した。


 同社が施工する山浦肥前鹿島停車場線(横田工区)道路橋梁補助工事の現場では、村田桂一郎現場代理人が実際の仕事内容や問題提案などに丁寧に答えた。生徒からは「夜の工事が多いと音が気になる」や「利用したい店舗前で工事をしていると入りにくい」などの意見がでた。村田氏は「実際には、大切な税金を多く使ってしまう夜の工事は少ない」ことや、「店舗に入るための別の入り口をつくる」など生徒達の疑問に説明した。


 職場体験を終えて、2年生の田中康生さんは「建設業の仕事を知れてよかった」、「仕事の問題点を考えてきたつもりだったけど、想定を超える仕事内容にびっくりした」と語った。


 生徒たちは、今回の学習で得られた知識や体験をもとに、再度課題に取り組んでいく。


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