【学生研究発表】佐賀大学院理工学研究科/地域密着の研究発表
2024年06月20日(木)
SAGA建設技術フェア2024
その他
佐賀大学大学院の理工学研究科から院生2人が登壇。栗島藍楓さんは木杭の打設について、吉地雄亮さんはミカン栽培における温度環境についてと地域と密接に関わる研究の成果を発表した。
栗島さんは「佐賀県の低平地では構造物の建設に際して、軟弱地盤対策は必須」と述べ、木杭工法における杭頭部の適正深さの根拠の確立と容易な決定方法について、条件が異なる6通りの試験結果をもとに解説した。
今後の展望について栗島さんは「建設コンサルタントに就職し、技術者として成長し、地元佐賀の社会資本整備に貢献したい」と力強く語った。
吉地さんは「ハウスミカン栽培での問題は燃料費の高さ」と指摘。化石燃料を用いない加温方法として地中熱利用ヒートポンプを紹介。温室内温度の実測調査の結果と改善案を説明した。
今後は地中熱利用ヒートポンプの稼働割合を増やすため、より適切な運用法を模索していくと述べた。