不法投棄物約300㌔を回収/県産業資源循環協会青年部
2024年06月13日(木)
地域貢献
地域貢献
(一社)佐賀県産業資源循環協会青年部(谷田将拓部会長)は11日、嬉野市嬉野町今寺地区の山中で不法投棄撤去作業を実施した。同協会青年部29人が中心となり、嬉野市環境下水道課および同市委託塵芥業者等の協力のもと、山中に不法投棄された可燃物・不燃物など合計約300㌔を回収して処理施設へと運んだ。
同活動は、今回で28回目を迎えた。2019年には県より「佐賀県功労者知事賞」、20年には環境大臣より「地域環境保全功労者賞」を贈られるなど、その活動内容は高く評価されている。
当日、出発式で谷田部会長は「この活動は、尊敬する諸先輩たちが続けてきた活動。将来の環境を守るため、継続していきたい」とあいさつし、怪我などが無いよう十分に注意して作業するようお願いした。
応援に駆け付けた同協会の松尾文則会長も「安全作業でお願いします。この活動が不法投棄をしている方に届き、不法投棄が少しでも減ることを願う」とあいさつした。
活動では、道路脇から山に入り、急な斜面に捨てられた瓶やペットボトル、自転車などを除去した。最終的には可燃物約210㌔、不燃物約90㌔を回収している。
早瀬宏範副市長は、「4年前、塩田町でも活動を行っていただいた。皆様方がボランティア活動を続けていただいていることに敬意を表する」と述べ、併せて不法投棄を防ぐ看板の設置、巡回パトロールを継続していきたいと話した。