サガハツが園児に消防車お披露目/「親しみと安心感持ってほしい」
2024年04月06日(土)
地域貢献
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㈱サガハツ(佐賀市、浦井英司代表取締役)は3月21日、幼稚園児に消防車を間近に見てもらう「お披露目会」を開いた。園児たちは歓声を上げて消防車に乗り込み、ハンドルを握るなどして楽しんでいた。
同社は土木建設資材と併せて消防機器も取り扱っており、これまで県内各地に消防車両を納めてきた。今回は鹿島消防署に納品を控えた小型水槽付きの消防ポンプ車を敷地内で展示。近くの佐賀西部幼稚園の年長組・年中組の計23人を招き、消防車の仕組みを教えたり、サイレンを鳴らしたりと趣向を凝らした。
髙取義英園長は「運転席に座れたりパネルに触れられたりと、ここまでさせてもらえる機会はめったにない。子どもたちのよい経験になったと思う。地域にこのような会社があって本当にありがたい」と感謝を述べた。
これまでもこうしたお披露目会を開いてきた同社は、今年設立70周年を迎えた。「祖父が興した会社で、私が小さいころから消防車を取り扱っていたので、私にとって身近な存在だった」と浦井代表取締役。「地域の子どもたちも消防車などの働く車に親しみを覚え、もし事故や災害が起きた時はこういう車が自分たちを助けてくれると安心感も持ってほしい。そして消防や建設の仕事を将来の選択肢に加えてくれたらうれしい」と語る。
お披露目会の後、園児たちに感想を尋ねると皆「かっこよかった」「サイレンにびっくりした」と笑顔で答えてくれた。「大きくなったら運転したい」と話す子も多かった。