地域貢献

富士建設㈱が協力と理解に感謝込め施工地区に保存食寄贈 /「もしもの備えに役立てば」

2024年03月07日(木)

地域貢献

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公民館で記念撮影(左から福田区長、田島氏、岩永氏、白武氏)

災害時の様子を聞いた

 富士建設㈱(白石町、溝口隆治代表取締役社長)は、武雄市山内町の踊瀬地区に保存食と飲料水を寄贈した。同社の田島和也氏は「お世話になった地区の備えに役立てば」と話す。


 同社は現在、同地区で踊瀬地区改良(その2)工事(佐賀国道事務所発注)を施工している。今月末の工事完了を機に現場事務所に常備している保存食の寄贈を検討。市役所と相談し、同地区への寄付を決めた。

 5日、監理技術者の田島氏、現場代理人の岩永裕太氏、品質管理室の白武孝氏が同地区の公民館を訪れ、保存食5セットと飲料水2㍑・24本を届けた。保存食の賞味期間は7年で、レトルト食品、おかゆ、クラッカーなど手間がかからず子どもから高齢者まで食べられるものが揃っている。


 受け取った福田稔区長は「令和元年と3年の洪水時にこの公民館が避難場所になった。この先も水害や台風などで避難することがあると思うので、保存食をいただけるのは心強い」と感謝を述べた。


 田島氏は「工事への理解と協力のお礼として保存食をお贈りしている。能登半島地震があり、いつどこで、どんな災害が起きてもおかしくないと改めて感じた。これからもこの活動を続けていき、工事を通してご縁が生まれた地区のもしもの備えに役立てばうれしい」と話す。


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