地域貢献

学生らに技術職PR /県が技術系お仕事体験ツアー

2024年02月29日(木)

地域貢献

理路雑然

盛り土に上がり、工事のスケールの大きさを実感=佐賀唐津道路現場

タブレットを通して将来の風景を見た=同

 県は25日、学生らを事業現場に招く「技術系お仕事体験ツアー」を開催した。技術職の役割、やりがいや魅力を伝えた。ツアーは県の技術系職員の業務内容を知ってもらうことで採用活動を活発にする目的で実施された。当日は土木、農業土木、林業、農政・農業などに関わる就職を考える学生らが分野ごとのグループに分かれて県の事業を見学してまわった。


 土木分野には大学生、高校生など7人が参加。午前は大和町の砂防ダム建設現場を訪問した。香川大学で防災について学んでいる男性は「生まれ育った佐賀での就職を考えて参加した。実際に構造物を見たのは初めてで規模の大きさに驚いた」と感想を述べた。


 午後は嘉瀬町で佐賀唐津道路の現場を見学。有明海沿岸道路整備事務所の村井満建設課長がBIM/CIMで作成したAR3Dモデルを用いて嘉瀬北インターチェンジ建設の概要を説明した。佐賀農業高校2年生の女子生徒らは「この場所がこうなると目に見えて分かる技術がすごいと思った」「職員の皆さんからやりがいや楽しみを教えてもらっていい一日だった。明日からの勉強のモチベーションにつながる」と話し、技術系職員とその仕事への興味が増した様子を見せた。


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