地域貢献

伊万里建設業協会青年部が東陵中で出前授業 /「業界の印象が変わる」

2023年11月30日(木)

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教わりながら砂をすくい取っていった

バケットから記念撮影の様子

「レースのようで面白かった」と好評だった

 (一社)伊万里建設業協会青年部は21日、伊万里市立東陵中学校(松浦町)で2年生約30人を対象に建設業のやりがいや魅力を伝える出前授業を開催した。重機の操縦体験などを通して、生徒たちの建設業へのイメージを変えていった。


 出前授業は、小中学生に建設業に触れる機会を提供して、将来の職業選択のひとつとして知ってもらうことを目的に県内各地で実施されている。


 当日はまず教室で川口信介青年部長が資料や動画で建設業と公共工事について説明した。動画は(一社)佐賀県建設業協会が作成したもので、若手技術者たちが業務内容や仕事のやりがいを伝えるコーナーもあり、生徒たちは年齢が近い彼らの言葉に耳を傾けていた。


 その後校庭でバックホウと高所作業車、ローラー車の操縦体験をした。生徒たちは重機の乗り心地や高所の見晴らしを楽しみ、建設業への関心と理解を深めていった。


 授業後、生徒の前田泰吏さんに感想を尋ねると「高所作業車の箱(バケット)がいろんな動きをすることに驚いた」と答えた。また「いままで建設業はきつくて大変な仕事というイメージしかなかった。でも動画を見て、夢や目標を持てる仕事なんだと知ることができた」とも話し、建設業の印象が変わった様子だった。

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 川口部長は「皆が楽しんで重機を動かしていた。やはり機械を間近に見て動かすのは記憶に残ると思う。近い将来に今日のことを思い出してくれたら」と期待を語った。


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