地域貢献

県道路メンテナンス会議が嘉瀬橋現場で見学会 /㈱下村建設が協力

2023年10月05日(木)

地域貢献

その他

塗装の仕上がりを段階ごとに見た

塗料剥離に係る環境対策資機材についても学んだ

 佐賀県道路メンテナンス会議の技術検討部会は9月29日、嘉瀬橋補修工事の現場で見学会を開催した。交通インフラの維持管理を担当する自治体関係者など20人以上が参加。講師を務めた溝口正二郎氏(佐賀国道事務所道路保全課長)は「会員全体の技術力向上につながれば」と期待を語った。


 佐賀県道路メンテナンス会議は国、県および市町、高速道路関連企業の道路・橋りょう維持管理担当者などで構成されている。知識と技術力の向上を目的に現場見学や支援技術勉強会を開催しており、今回は嘉瀬橋(起点高架)補修工事(佐賀国道事務所発注)の現場を見学先に選定した。施工業者の㈱下村建設(小城市、下村敏明代表取締役)が現地案内ほかで協力した。


 参加者は工事概要(橋面防水工、ひび割れ補修工、断面修復工、伸縮継手工、塗装工)の説明を受けた後、現場に入ってPCB含有塗膜の剥離から素地調整、塗り替えまでの手順と工程を確認した。


 見学会終了後、溝口氏は「県内自治体の担当者が知識を共有するいい機会になったと思う」と述べた。現場代理人(監理技術者兼任)の江川展弘氏(㈱下村建設)は「道路・橋りょうの維持補修は大切な業務。この見学会の成果が今後同様の現場で役に立てば。利用者に安心してもらえるよう、私たちもさらなる技術向上に努めていきたい」と話した。


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