電工組青年部会が産技生を現場に招待 /「実際に見て選んでほしい」
2023年10月05日(木)
地域貢献
その他
佐賀県電気工事業工業組合青年部会は9月25日、県立産業技術学院の生徒を施工現場に招いて見学会を開催した。中島正太郎部会長は「現場を見たうえで電気工事の道を選んでほしい」と話す。
同部会と同学院は2014年に事業連携協定に基づく協定を結んでおり、今回の見学会もその一環で実施された。学院生に電気工事業への関心を高めてもらい、県内業界への就職を考える契機とすることを目的としている。
見学会は正宝電気㈱(佐賀市、古賀正信代表取締役)が施工中のSAGAサンライズパーク総合体育館大競技場照明設備等改修工事の現場で行われた。電気システム科の1、2年生25人が館内に組まれた足場を上がり、照明器具、スピーカー、火災報知器などの取替工事の様子を見た。途中、道具の扱いや機器の仕様について生徒が質問する場面もあった。
見学後、生徒を代表して2年生の岳野真大さんがあいさつし、「大規模で普段立ち入ることのできない場所を見ることができました。私たちは電気工事業に就職する者が多いので、よい経験になりました」と感謝を述べた。
中島部会長は生徒たちについて「工事の手順など具体的な質問をしてくる生徒もいて、いろいろなことを考えて見てくれているなと思った」と手応えを感じたようだ。「どんな場所でどんな作業をしているのか実際に見てもらったうえで電気工事の道に進んでもらいたい。そのためにも、こうした機会をこれからも提供していきたい」と見学会への思いを語った。