特集記事

一歩先の社会のためにスマート化で最先端の技術を提案 /㈱シグマ『シグなる』

2023年08月24日(木)

特集記事

その他

ショールームでスマートライフを気軽に体験できる

スマートフォンに表示されるイメージ

スマートロックを玄関に取り付けることで遠隔操作だけでなく指紋認証も可能になる

自動で室温調節ができる「温湿度計プラス」(別候補)

 ㈱シグマの「シグなる」は、スマート化による業務改善や時短を提案している。事業所をスマート化することで最先端の技術を設置できる。また、スマート機器の販売や設置設定、アフターサービスまで対応する。同社内にはショールームが用意されており、ホームページから申し込むことで気軽に体験ができる。



スマートホームとは?


 スマートホームとは、スマートフォンやスマートスピーカー(音声)などで家電製品を操作できるサービスである。


 音声によって機器を操作する方式は、話しかけると応答を返すという仕組み。スマートスピーカーの初期設定とスマート機器との連携を完了すれば、音声で制御できるようになっており、手や視覚に障害がある人でも操作がしやすくなっている。


施錠忘れや防犯効果にも最適なスマートロック


 スマートホーム化で一番利用されることが多いのが玄関の解施錠である。これまでの解施錠は鍵を使い、玄関で解施錠する必要があった。スマートロックを利用した場合、スマートフォンや指紋、パスコードなどで解施錠ができる。外出時に鍵をかけ忘れても遠隔で施錠できる強みがある。


 オートロックにも対応しているため、開閉センサーやタイマーなどで自動的に鍵をかけることができる。スマートフォンから必要なときだけオートロックを取り入れることも可能だ。


自動で室温設定ができ、節電効果も期待できる「温湿度計プラス」


 この時期、現場事務所では暑さ対策の為にエアコンを常に起動させておいたり、休憩前にわざわざエアコンだけをつけに行ったりすることがある。そういった手間はスマートフォンから遠隔で操作することで減らす事ができる。


 また、スマートリモコンと連携すると部屋の温度・湿度を常に計測、「設定した温度よりも高くなったらスマートフォンに通知」や「設定した温度よりも高くなったらエアコンをオン」といったことができて、快適な温度や湿度に調整する手助けを自動的に行なってくれる。


「定型アクション」で部屋中のシステムが一度に動き出す


 スマートスピーカーに設定できる機能の一つに、一回の指示で複数の動作を設定できる機能がある。自分の好きな言葉を設定してスマートスピーカーに指示を出すことも可能。


 例えば、事業所に出勤したとき、以下のような内容は定型アクションで時短ができる。


 ▽必要な照明をまとめてつける
 ▽コーヒーを煎れる
 ▽エアコンをつける
 ▽ニュースを聞く
 ▽パソコンの電源を入れる
 ▽カーテンを開ける


 ―このような作業は、定型アクションで設定すれば「おはよう」などの一言で一度に行うことができるようになり、使い方次第で利便性はさらに広がる。


一歩先の社会のために


 ㈱シグマは、視覚障害などを持つ人が生活の質を高めることに尽力している。スマート機器を活用することで、自分らしい生活を取り戻すことができるからだ。


 今回の取材でスマート化推進事業部の坪上航大さんは「障害がある人たちはスマート化による恩恵がすごく大きい。エアコンの温度がわからないなど大変苦労されている。そういった人たちにアドバイスをして、感謝の言葉をもらったときが一番仕事のやりがいを感じる」と語った。


TOP