将来に担い手確保へ /藤津建設業協会青年部が吉田中学校で出前授業
2023年07月01日(土)
地域貢献
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(一社)藤津建設業協会青年部(髙木英臣部長)は23日、嬉野市市立吉田中学校で出前授業を行った。建設業の魅力を伝え、将来の担い手確保へ繋げることを目的とする事業の一環で、当日は青年部メンバー10人が同校を訪問し、2年生12人を対象にした建設業の仕事内容の紹介やバックホウへの試乗、ドローン操作体験などが行われた。
藤津青年部による出前授業は昨年から行われており、今回が2回目の実施となる。
授業は教室での座学から始まった。建設業で働く先輩のメッセージと共に建設業の仕事内容や魅力を伝えた。質問コーナーも設けられ、生徒からは「1年間でどれくらい家を建てるか」、「仕事で心がけていることは何か」、「なぜこの仕事を選んだのか」「1日何時間働いているか」などと質問があがり、青年部メンバーが一つ一つ丁寧に回答した。
中学生も関心が高い労働時間に関する質問に対しては「やむえない場合は少し残業がある」、「土曜日休みの現場も増えてきた」と回答していた。
髙木部長は「労働時間の問題が以前よりも改善している点を、もっと伝えていった方がよかったかもしれない」と振り返った。
座学の後は、グラウンドに出て3班に分かれ、それぞれバックホウの試乗体験、高所作業者の試乗体験、ドローンの操縦体験を行った。生徒らは実際に乗り、操縦することで重機やドローンの役割を学んだ。
髙木部長は「どうしても建設業には、きつい・きたない・危険の3Kのイメージがあると思う。そのマイナスイメージを払拭し、建設業がみんなの生活を支える大切な仕事であるということをわかってほしい」と話した。