地域貢献

産業資源循環協会青年部が不法投棄撤去作業を実施 /「将来の子どもたちのために」

2023年06月22日(木)

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作業の様子

撤去された不法投棄物

 (一社)佐賀県産業資源循環協会青年部(谷田将拓部会長)は13日、江北町の県道35号多久江北線山中で、不法投棄撤去作業を実施した。同協会青年部26人が中心となり、県庁職員の協力のもと、山中に不法投棄された粗大ごみなど計510㌔を回収して処理施設へと運んだ。谷田部会長は「将来の子どもたちのために取り組んでいきたい」と話した。


 同活動は、今回で33回目を迎えた。19年には県より「佐賀県功労者知事賞」、20年には環境大臣より「地域環境保全功労者賞」を贈られるなど、その活動内容は高く評価されている。


 当日、出発式で谷田部会長は「不法投棄をそのままにしておけば、いずれ環境や生まれてくる赤ちゃんにも影響が出る。この活動を通じて、将来の子どもたちを守っていきたい」とあいさつしした。


 同協会の篠原隆博会長も「ボランティアは人がしないことをすること。しかしその活動は業界や協会、会社の社会的地位向上に繋がっており、決して無駄なことではない」と青年部を激励した。


 活動では、道路脇から山に入り、急な斜面に捨てられた瓶やペットボトル、陶器製の洗面台などを除去した。斜面のため、集めたごみはクレーンやロープで引き揚げを行った。最終的には可燃物240㌔、不燃物190㌔、粗大ごみ80㌔の計約510㌔を回収している。

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 不法投棄がなくらない現状に対し篠原会長は、協会として自治体や警察と連携し、ごみを捨てない環境の整備を働きかけていきたいと話した。


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