SAGA建設技術フェア2023

【学生研究発表】研究発表と将来展望 /佐賀大学大学院理工学研究科 島田夏帆さん・西村奏波さん

2023年06月22日(木)

SAGA建設技術フェア2023

その他

島田さん

西村さん

 「研究発表と将来展望」をテーマに佐賀大学大学院の理工学研究科理工学専攻都市基盤工学コースの島田夏帆さんと同じく建築環境デザインコースの西村奏波さんが自身の研究内容や将来展望について語った。


 ■島田夏帆さん(都市基盤工学コース)


 島田さんは、「自動車、家屋に対する洪水リスク評価」をテーマに研究を行っている。


 その背景として、車の運転中に死者がでた令和元年の佐賀豪雨と、住宅が流された令和2年の熊本県球磨川の洪水を挙げ、水の力=流体力が車両や建物に及ぼす影響の重要性を語り、その手法と結果について発表した。


 将来展望について島田さんは、さらに研究活動に励み、社会に出てからも大学と大学院で学んだことを生かし、地域の防災。減災に貢献したいと話す。


 ■西村奏波さん(建築環境デザインコース)


 西村さんは都市計画、そのなかでも防災計画について学んでいる。


 タイのチェンマイ市歴史地区で、観光客の一時避難をテーマに研究を進めてきた。今後災害級の降雨に襲われる危険性がある同市で内水氾濫が発生したと想定。現地の言葉が分からない観光客も安全に避難できる方法を模索している。歴史的建造物を含む公共施設を一時避難場所に活用するなど新しい視点で対策を提案している。


 コロナ禍が明けかけた今、改めて現地を訪問。実情と照らし合せて改善を図るなど忙しい日々を送っている。


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