SAGA建設技術フェア2023

SAGA建設技術フェア2023開催 /2日間で来場者2000人超 /59団体がブース出展、昨年上回る盛況

2023年06月17日(土)

SAGA建設技術フェア2023

その他

多くの来場者で賑わう会場

開会を告げるテープカット

ブースの様子

特別講演の様子

 (公財)佐賀県建設技術支援機構(王丸義明事長)が主催する「SAGA建設技術フェア2023」が6月14・15日の両日、SAGAプラザ(総合体育館)において開催された。今年は県内外の59団体がブースを構えたほか、デミー博士(出水享氏・長崎大学)による特別講演やブース出展者のプレゼンなどがステージ上で展開された。来場者数は2日間で2000人を超え、昨年の来場者数1565人を大きく上回る盛況を見せた。


 フェアは、建設業界の魅力や社会資本整備の必要性を発信することを目的に、2015年から開催されている。新型コロナウイルス感染症の影響で2年間中止され、3年ぶりの開催となった昨年度も、感染対策を徹底しての開催だった。今年は会場をSAGAプラザに移し、久々に制限のない開催となった。

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 開会式の冒頭、王丸理事長は無事に開催を迎えたことを感謝しつつ「ぜひ建設業界の魅力を感じていただければ。建設業界に課題は多いが、建設技術フェアで解決できる部分も少なくないと思う」とあいさつした。


 会場では▽環境▽防災▽コスト縮減▽維持管理▽ICT▽佐賀の技術―の6つのテーマごとにブースが出展され、担当者が新技術や新工法の説明や実演を行った。


 今年は会場変更と出展者側からの要望もあり、大競技場にすべてのブースが集結した。出展者は訪れた事業者、自治体職員、学生らに自社の技術を丁寧に説明していた。昨年より広くなった会場には開場直後から、多くの来場者が詰めかけていた。


 特別講演では、土木伝道師ことデミー博士が土木広報に関して、自衛隊佐賀協力本部の坂本嘉庸副本部長が災害時の広報活動に関してそれぞれ講演を行った。ほかにも技術者発表、学生研究発表なども行われた。


 フェアを終えた王丸理事長は「来年からは罰則付き時間外労働上限規制が適用され、週休二日対象工事も拡大される。対応するためには、業務効率化を行わなければ難しい。建設技術フェアに来場されたみなさんには、新技術を参考や知識にして、業務の効率化に繋げてほしい」と話した。


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