【共催者メッセージ】佐賀県県土整備部長・横尾秀憲氏 /「建設技術の発展は欠かせないもの」
建設業の魅力や必要性を知ってもらう機会に
2023年06月06日(火)
SAGA建設技術フェア2023
その他
人物
「SAGA建設技術フェア2023」の開催にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
建設業は、道路、河川、港湾などの社会資本の整備やメンテナンスなどの担い手であると同時に、地域経済の活性化や雇用の創出など地域の発展を支え、豪雨などの災害時には県民の皆様の安全・安心な暮らしを守る重要な産業です。
その一方、少子高齢化が進む中、建設業においては、現場の技能労働者や若手入職者の減少が喫緊の課題となっており、持続可能な建設業に向けた環境整備のため、担い手の確保・育成や働き方改革を進めていく必要があります。
そのためには、建設業が持つこれまでのイメージを払拭し、「給料」「休暇」「希望」「かっこいい」の新4Kへ変革していくことが重要と考えています。そこで本県では、建設業合同企業説明会や現場体験会などをとおした建設業の情報発信のほか、若手育成セミナーや女性活躍セミナーの開催、資格取得への支援により、担い手確保・育成に取り組んでいます。また、週休2日工事の普及拡大に向けた国・県・市町共同での「建設現場の統一閉所」の実施のほか、ICT建設機器導入への支援など、建設DXの推進による働き方改革の取組も進めています。
今回フェアには、「環境」「防災」「コスト縮減」「維持管理」「ICT」「佐賀の技術」の分野を中心に、数多くの建設技術が展示されます。建設技術の発展は、防災や災害対応の向上及び土木・建築の構造物の品質確保、さらには建設産業の生産性向上には欠かせないものです。今回のフェアを通じて、建設業界はもとより、国をはじめ県や市町が協力して、更なる技術革新や生産性向上に努めることが、建設業全体の発展に繋がるものと考えています。
また、「SAGAサンライズパーク」が5月13日にグランドオープンしました。兼ねてより多くの建設業界の皆様には、工事進捗にご尽力いただき感謝申し上げます。新時代のエンターテイメントアリーナとなる「SAGAアリーナ」やオープンテラスでの飲食を楽しめる「パークテラス」など、これら施設に触れていただくことで、建設業の魅力を感じていただきたいと考えています。
例年、このフェアには、建設分野を専攻する県内の高校生や大学生など、建設業の将来を担う若い方々が来場されています。今回フェアが、建設業界の皆様はもとより、次世代を担う多くの若い方々を含め、広く皆様に建設業の魅力を知っていただく機会になることを期待しています。