【主催者あいさつ】(公財)佐賀県建設技術支援機構理事長・王丸義明氏 /「技術者や学生のキャリア形成の一助に」
2023年06月06日(火)
SAGA建設技術フェア2023
その他
人物
「SAGA建設技術フェア2023」が14・15日の両日、佐賀市のSAGAプラザ(総合体育館)大競技場で開催される。会場では県内外より59の企業・団体がブースを出展。環境・防災・コスト縮減・維持管理・ICT・佐賀の技術の6分野で最新技術や新工法を紹介する。特別講演や技術者による発表も行われる。主催者の(公財)佐賀県建設技術支援機構の王丸義明理事長に、フェアの目的などを聞いた。
■フェアの目的について
フェアの開催は▽建設分野(土木・建築)の技術・工法・製品などについて産学官における技術情報の交流の場を提供すること▽建設分野の技術開発や新技術導入の促進を図ること▽多くの方々に建設業界の魅力や社会資本整備の必要性について理解を深めてもらうこと―を3つの柱として、これらを通じて建設産業の発展に寄与することを目的としています。
会場では計画から維持管理に係る多くの技術や製品などを紹介します。日々の業務の効率化につなげていただき、技術者や学生の皆様のキャリア形成の一助になればとも考えています。皆様のご来場をお待ちしております。
■行動制限のない開催について
技術者同士が対面で交流できる場を提供することが有意義だと考え、昨年度は来場者数の制限や感染症対策を徹底して3年ぶりに開催しました。制限がある中での開催でしたので、来場者の皆様にはご不便やご迷惑をかけたかもしれません。
新型コロナウイルスについては予断を許しませんが、3月13日からマスクの着用について個人の判断が基本になったことを始め、5月8日からは感染症法上の位置付けが5類感染症に変更されたことや人流抑制も緩和されてきていることなどから、今回は制限のない開催としました。
より多くの方が会場に足を運んでいただき、産学官の技術者の交流を深めていただければと思います。
■昨年度からの変更点
昨年度まではガーデンテラス佐賀 ホテル&リゾートをお借りして開催をしましたが、ブース会場が複数に分かれており、来場者からは会場が分かりにくいとのご意見をいただきました。また、例年、出展ブースは定数以上のお申込みをいただいている状況でした。
これらを踏まえ、規模の拡大を図ることで、より多くの方にご来場いただきたいとの想いから、SAGAプラザ(総合体育館)に会場を変更しました。
昨年度は42の出展ブース数でしたが、今回は59の出展ブースを設けることができ、来場者数もコロナ前と同等以上を見込んでいます。
■今年の見どころ
ステージでは、特別講演、技術者発表、学生研究発表、展示技術プレゼンテーションを行います。特別講演では、1日目は土木広報に精力的に取り組まれ、多数のメディアでも取り上げられているデミー博士こと長崎大学の出水享様、2日目は近年の県内での災害対応でもご尽力いただいている自衛隊佐賀地方協力本部の坂本嘉庸様にご講演をいただきます。どちらの講演も日頃なかなか聞くことのできない内容だと思います。
また、技術者発表や学生研究発表では、日頃の業務や研究などを通して感じる建設業界の魅力やご自身のキャリア形成についてもお話いただくほか、展示技術プレゼンテーションでは出展ブースの中から技術や製品の紹介をしていただきます。
いずれの講演・発表も大変興味深い内容となっておりますので、是非多くの方々に聴講いただき、今後の業務などの参考にしていただければと思います。