【講演者紹介⑤】坂本嘉庸氏・自衛隊佐賀協力本部／「建設業界のニーズに応えられる講演に」

　私は阪神淡路大震災や東日本大震災で災害派遣に参加してきました。災害派遣時に１番大変なのは、被災地での情報収集や自治体との連携です。そのため毎年の防災訓練や机上での演習は欠かせません。近年の甚大な災害に対しても、しっかりした体制づくりを継続しています。今回の講演では、自衛隊の災害に対する日頃の備えや広報活動についてお話します。

　また阪神大震災までは、災害派遣の際の装備品はスコップぐらいのもので、ほとんどありませんでした。今は災害時の装備品なども充実していますので、その辺りもご紹介させていただきます。

　技術フェア当日は、私もブースを回る予定です。建設業界をリサーチして、そのニーズに応えられる講演にしたいと思っています。

【プロフィール】 　福岡県出身。自衛隊佐賀地方協力本部副本部長。階級は２等陸佐。1992年、幹部候補生として陸上自衛隊入隊。陸上幕僚監部人事部、中央即応集団司令部防衛部、東北方面総監部防衛部、東北補給処装備計画部、研究本部、富士学校普通科部戦術教官、訓練評価支援隊などを経て、2022年３月より現職。 　阪神淡路大震災や東日本大震災の際には現地への災害派遣に参加。南スーダンのＰＫＯなど海外での活動経験もあり。好きな言葉は「中庸」。「我慢強く、粘り強く」が座右の銘。