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佐賀県の2023・24年度格付け/29業種で延べ2022者、前期から2者増

2023年03月30日(木)

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その他

土木一式

建築一式

 佐賀県の2023・24(令和5・6)年度建設工事入札参加資格(等級格付け)によると、県内業者の有資格者数は建設関連の29業種で延べ2022社となり、前期(21・22年度)に比べ2社増加している。前期と同様に土木や建築など11業種で順位制の等級格付けを行い、残りの18業種については登録制。23・24年度の入札参加資格(県内業者)については、全国共通の経営事項評価(客観点)と県が独自に定めた技術等評価事項(主観点)の合計値で企業評価を行った。


 県は23・24年度の建設工事入札参加資格について全29業種のうち、土木や建築、とび土工、電気、管、造園など11業種で引き続き順位制での等級格付けを実施。上位の等級は基準となる資格者数を設定した上で格付けし、最下位等級は基準点を設けて決定。最下位等級の基準点は前期から変更していない。一方、工事発注の少ない18業種については前期と同様に登録制とし、基準点も前期と同じ600点に設定した。


 前期からの変更点は、評価項目の①女性の活躍推進②子育て応援③出会い結婚応援―に係る加点内容。前期(21・22年度)は3項目中1つに該当すれば3点加点していたが、今期から項目ごとに2点、最大6点加点となっている。


 23・24年度の県内有資格者数を業種別に見ると、土木一式は413社で前期に比べ3社増。B級が1社、C級が2社増えた。一方、建築一式では2社減の211社。B級で1社、C級で1社減った。土木、建築ともに特AとA級での増減はなかった。


 このほかの有資格者数では▽とび土工(14社増)▽電気通信(4社増)▽電気(1社増)▽管(1社増)―の5業種で増加。▽塗装(4社減)▽鋼構造物(2社減)▽造園(1社減)―の3業種で減少。舗装は増減なしだった。


 登録制18業種では、有資格者数が増加したのが▽防水▽ガラス▽建具▽石▽屋根▽板金▽消防施設▽清掃施設―の8業種。減少したのは▽水道施設▽しゅんせつ▽内装仕上▽さく井▽解体▽大工▽左官―の7業種だった。タイルと熱絶縁は増減なしで、鉄筋の登録はなかった。


■2023・2024年度県内の建設工事等級格付けの詳細ページはこちらから


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