植栽ボランティア活動を実施/学校も巻き込み、約4300本を植える/県造園建設業協会鳥栖支部
2023年03月16日(木)
地域貢献
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(一社)佐賀県造園建設業協会鳥栖支部(高取陪生支部長)は今月8日と11日の2日間、植栽ボランティア活動を実施した。活動は鳥栖支部が主催、周辺のボランティア団体のほか、初の試みとして学校も巻き込み、新鳥栖駅東側ロータリーと鳥栖スタジアム北側の花壇に合わせて約4300本の花を植えた。
今回の植栽ボランティア活動は佐賀県の「花と緑を育む地域づくり推進事業」に伴うもの。新型コロナウイルスの影響で休止されていたが、3年ぶりに再開した。8日の新鳥栖駅での活動には、ボランティア団体「四阿屋会」、就労継続支援B型事業などに携わる「グリーンファーム山浦」、鳥栖西中学校が参加した。東側ロータリーの花壇に、マリーゴールド、ユーフォルビアなど約1600本を植栽している。
活動に学校が参加するのは今回が初で、鳥栖西中学校には協会側から参加を打診した。学校側も地域と協力して学校運営を行うコミュニティスクールに指定されていることもあり、日頃の恩返しの方法を探していたところだった。当日は1年生197人のうち25人が植栽に参加、そのほかの172人で周辺の清掃活動を実施している。
同校の森忠親校長は「生徒たちもとても楽しみにしていた。自分たちの植えた花が育つのはとても喜ばしいことだと思う」と話した。11日の鳥栖スタジアムでの活動には、ボランティア団体「基山ライオンズクラブ」および「鳥栖養基ライオンズクラブ」が参加した。学校の参加はなかったが、約40人でベコニア、アゲラタム、ユーフォルビアなど約2700本を植栽している。
高取支部長は「市民の皆さんに緑や花に触れてもらい、緑豊かなまちづくりを推進していくのが活動の目的。来年以降も継続していきたい」と話す。また今回、活動に学校を巻き込んだことについては「学校や地域のボーイスカウトなど参加する団体を少しずつ増やしていき、若い世代が緑に触れ合う場にしていければ」と展望を述べた。