工事完了を前に、横断旗で地域に恩返し ／富士建設㈱

　富士建設㈱（白石町、溝口隆治代表取締役社長）はこのほど、白石町立須古小学校に黄色の交通横断旗を寄贈した。森欣也氏と田島和也氏が同校を訪れ、中村佳代校長に３本の旗を手渡した。

　同社は校区内で河道整備工事（令和３年度六角川福母地区外河道整備工事・武雄河川事務所発注）を施工している。今月の工事完了を前に、地域への恩返しとして今回の寄贈を決めた。

　１日に同校で寄贈式があり、森氏（現場代理人）と田島氏（特例監理技術者）が工事の概要や進行状況を説明。登下校する児童たちと、それを助ける教職員や地域の人たちの様子を見て、横断旗を贈ることを考えたと伝えた。中村校長は警報が鳴る旗を受け取り「見通しのよい場所でも事故が起こることがある。この旗は大きな音も出るので、運転手への注意喚起にも役立ってくれると思う」と話し、「お話を聞いて、地域の安全のための工事をしてくださっていると知ることができた。そのうえ、子どもたちの交通安全にも気を配っていただき、本当にありがたい」と感謝を述べた。

　同校は月に２回、地域や保護者と協力して朝の登校見守り活動を実施しており、今回贈られた横断旗も役立てられる。