富士建設㈱が役場と保育園に保存食 /協力と理解に感謝込め「安心につながれば」
2023年03月07日(火)
地域貢献
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富士建設㈱(白石町、溝口隆治代表取締役社長)は、大町町役場と保育園に保存食7セットを寄贈した。同社の田島和也氏は「皆さんの安心につながってくれれば」と話す。
同社は現在、同町内で武雄河川事務所発注の工事2件(令和3年度六角川福母地区外河道整備工事、令和4年度六角川福母地区堤防補強工事)を施工している。3月末の工事完了を前に、工事への理解と協力への感謝を込めて、各現場事務所で常備している保存食を地域に贈ることを決めた。
保存食は水やレトルト食品、おかゆ、クラッカーなど手間がかからず子どもから高齢者まで食べられるものが揃っている。
2月27日、溝口博喜取締役工事部長ら4人が大町保育園を訪れ、保存食3セットを届けた。力久裕子園長は「園児130人分の保存食を準備するのに、いつもとても苦労している。保存食を寄付していただくのは初めて。本当にありがたい」と話す。続けて大町町役場にも足を運び、4セットを寄贈した。溝口取締役工事部長が「緊急時にお役立てください」と箱を差し出すと水川一哉町長は「大町町は近年大きな災害に見舞われ、建設業の方々に大変ご尽力いただいた。今も防災工事で頑張ってもらっていて、さらにこのような支援もいただき、心強い」と感謝を伝えて受け取った。
堤防補強工事で現場代理人を務める岩永裕太氏は「災害が起きないことが一番なので、施工中の防災・減災工事が地域の安全に貢献できるよう、最後までしっかりやっていきたい。そして保存食があることで、皆さんに安心して過ごしてもらえたらうれしい」と述べた。