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【2023年事業展望】③小城・多久地区/新公立病院建設、第1四半期にも入札

2023年01月04日(水)

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外観イメージ図(提供:多久小城医療組合)

新病院概略図(提供:多久小城医療組合)

■多久・小城新公立病院/第2四半期着工へ

 多久市立病院と小城市民病院を統合した「多久小城地区新公立病院(仮称)」整備事業が進んでいる。実施設計は22年度末に完了する。23年度第1四半期に建設工事に係る入札を実施、第2四半期に着工、24年度中の完成を予定している。
 本事業は、老朽化で建て替えが必要な多久市立病院と小城市民病院を統合して、医師不足や人口減少に伴う経営難などの問題の解消を図るもの。両市からのアクセスに適した多久市東多久町に新病院を整備する。施設整備の基本方針として、地区のランドマークとなること、ユニバーサルデザイン、災害時対策などを掲げている。
 多久小城医療組合(管理者・横尾俊彦多久市長)が昨年9月に基本設計概要を公表した。それによると、新公立病院は鉄骨造4階建ての免震構造で、屋上階にはヘリポートを備える。延床面積1万1168平方㍍、病床数は140床、駐車場は320台分。2025年度早々の稼働を目指すとしている。
 敷地面積2万4855平方㍍、建設面積4654平方㍍。牛津川氾濫時にも浸水しないようTP+13・5㍍まで造成する(22年度末完了予定)。


■スポーツ・レクリエーション施設整備/5月供用開始へ

 多久市は、北多久町にスポーツ・レクリエーション施設としてパークゴルフ場とグラウンドゴルフ場を整備する。
 本事業は、ごみ処理施設クリーンヒル天山建設に係る地域振興対策として実施するもの。温泉施設TAQUAとクリーンヒル天山南側の、旧ゆうらく跡地および隣接する工場跡地の合計3万0574平方㍍の用地を使い、パークゴルフ場とグラウンドゴルフ場のほか、駐車場と管理棟を建設する。
 管理棟(1棟・軽量鉄骨造平屋建て)および外構などの整備が進んでいる。多久市は22年12月補正予算で備品等購入費用380万円を計上している。3月末までの施設完成、5月からの供用開始を目指している。




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