中学生、体験の2日間/現場見学に作業体験も/㈱西九州道路が協力
2022年09月01日(木)
地域貢献
地域貢献
㈱西九州道路(佐賀市、江頭一樹代表取締役)は、佐賀市立鍋島中学校のインターンシップに協力した。生徒たちは作業体験や現場見学を通して建設業に触れ、多くのことを学んだ。
インターンシップは、生徒が将来の進路や生き方について考える機会になればと計画されたもので、同社が23―24日に2年生3人を迎えて実現した。
生徒たちは最初に、同校内にある危険な凹みを補修する段差すり付けを体験した。これは同社の社会貢献活動と併せて行ったもので、生徒たちは同社社員と一緒にアスファルト合材を詰め、転圧した。江頭優斗さんは「プロの人たちはとてもテキパキ動いていて、すごかった」と驚く。
その後、SAGAサンライズパークのペデストリアンデッキ補強工など3カ所の現場に同行し、橋りょうの補強・補修・塗装、測量や舗装といった工事の様子を間近に見学した。谷口空さんは「建設の仕事は力仕事というイメージだったけど、たくさんの機械が使われていて、技術も必要なんだとわかった」と話す。堀ひなのさんは「男女を問わず、働くことができる仕事だと知ることができた」という。現場で女性技術者が働く姿を見て印象が変わったようだ。
同社の山口斉久取締役工務部長は「あいさつや道具の使い方など、教えることで私たちも改めて学ぶことができる」とインターンシップに協力する意義を述べ、今回の生徒たちについては「初めて中学生を迎えたが、とても積極的で率先して作業を頑張ってくれた。熱心に話を聞いて、こちらの気持ちをくみ取った受け答えもできる。3人とも感受性が豊かだと感じた。ああいう生徒たちが選んでくれる業界づくり、会社づくりに励んでいきたい」と語った。
インターシップで訪問した現場は次の通り(順不同)。
▽国道263号道路橋りょう保全工事(舗装補修工)=佐賀土木事務所発注▽SAGAサンライズパーク陸上競技場西側エリア整備工事(橋梁補強工)=同▽国道207号道路整備交付金工事(橋梁補修工)=杵藤土木事務所発注)