地域貢献

岡本建設㈱がSDGs取組みを宣言/新たに子ども支援開始

2022年08月09日(火)

地域貢献

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右から岡本代表取締役、中村代表、有吉支店長、林田総務部長

宣言書は、会社の取り組みとSDGsとの関連を分かりやすくまとめている

 岡本建設㈱(小城市)は、SDGsへの具体的な取り組みを宣言書にまとめた。宣言式で岡本秀実代表取締役が今後の活動内容を読み上げ、社員一丸となって積極的に取り組んでいくことを誓った。さらに、その一環として地域の子どもを支援する団体への寄付も開始した。


 同社はSDGsに賛同し、今後取り組んでいく4項目(①子どもたちの未来のために②快適で働きやすい職場作り③脱炭素社会移行への積極的な取り組み④感動・感謝・貢献につながる取り組み)を決定。佐賀銀行の「さぎんSDGs取組支援・宣言サポートサービス」を活用して宣言書を発行した。宣言書には4項目の詳細な内容と、該当するSDGsの開発目標(延べ12件)が示されている。


 1日に同社内で宣言式を開き、岡本代表取締役が4項目を軸にした活動を行っていくと力強く宣言。佐賀銀行牛津支店の有吉秀久支店長がSDGs宣言書を岡本代表取締役に手渡した。


 続けて、子どもの食事や学習を支援する団体「こどもの居場所ここから」(小城市)に寄付金を贈呈した。寄付は、同社施工現場の毎月の安全状況に応じた額を支援金として「ここから」に届けるもの。当日は、無事故を達成した7月分の2万円を贈った。「ここから」代表の中村咲枝代表は「昨年12月に立ち上げた当団体の初めての支援企業になってもらい、本当にありがたい」と感謝を述べた。


 寄付について岡本代表取締役は「もし事故が発生した場合、内容に応じて寄付額が減ることになっている。無事故を続けた分、子どもたちにより充実した支援ができ、職場環境もよくなる。SDGs宣言に即した活動」と話し「社員がこういう社会貢献の形があることを見つけて、弊社でも取り入れたいと提案してくれたことがなにより嬉しい」と笑顔をみせる。提案者の林田秀一郎総務部長は「無事故の日を分かりやすく掲示することで、社員のモチベーションアップにもつながっている」と話す。


 有吉支店長は「明文化することで、社員全員がSDGsに参加していると実感できる。建設業界にもこうした動きが広がってほしい」と期待を語った。



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