道路整備現場を体験／鳥栖工業生を見学会に招待／有明海沿岸道路整備事務所

　佐賀県有明海湾岸道路整備事務所は９日、佐賀唐津道路（佐賀道路）および有明海沿岸道路（佐賀福富道路）の整備現場に県立鳥栖工業高校の生徒を招き、現場見学会を開催した。生徒らは事業内容の説明や施工現場の見学などを通して、土木の仕事への理解を深めた。

　同見学会は直接現場に触れる機会を提供し、魅力を感じてもらいたいと企画されたもの。当日は午前と午後の２回で生徒を受け入れ、このうち午前の部には土木科３年生３６人が参加した。

　同事務所建設課の村井満課長らの案内で現場を回った生徒らは、地盤改良工のプラント施設や橋梁下部工の作業現場を見学した。

　現場作業員への質問時間も設けられ、生徒からは仕事内容だけでなく、プライベートに関する質問も上がっていた。

　将来、土木の仕事をしたいという男子生徒は「将来に繋がる現場見学になった。これからたくさん勉強して、進路を考えていきたいと思った。土木の仕事は人のためになるところに魅力を感じる」とコメントした。