地域貢献

多久市と山口産業㈱が災害時協定締結/エアシェルターやベッドなど供給

2022年04月16日(土)

地域貢献

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シェルターの前で。横尾市長(左)と山口代表取締役

シェルターは1立方㍍程度まで折りたたみ、バッグ(写真手前)に収納可能

 多久市と山口産業㈱(本社同市、山口篤樹代表取締役)は12日、災害時の物資供給に関する協定を締結した。

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 山口産業㈱は、テント倉庫やスポーツ施設、屋外テントなどさまざまな膜構造物を手がけている。


 今回の協定は、災害時に必要な救援物資や資機材の調達に関するもの。山口産業㈱が空気で膨らむシェルターや簡易ベッド、各種パーテーション、ブルーシート、土のうなどを供給する。


 北多久社会体育館で行われた締結式で横尾俊彦市長は「地元で活躍する企業の協力をありがたく思う。市の防災力をさらに高めていきたい」と話し、山口代表取締役は「近年甚大化する自然災害に対して、弊社ができることを考えた。非常時に資機材を迅速に供給することで、地元に協力したい」と思いを語った。


 今回の締結に際して、山口産業㈱はワンタッチ式テント一式を市に寄贈した。会場には、災害時に供給する「メンブリーシェルターair」も設営した。ブロアで膨らむ大型テントで、換気・採光用の窓や空調機器とつなぐダクト孔を備えており、医療分野でも仮設の発熱外来として使用されている。横尾市長はそのしっかりとした構造に感心し、「心強い」と改めて感謝を述べた。



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