㈱馬場製作所がライフジャケット寄贈／「防災教育にも役立てて」

　㈱馬場製作所（神埼市千代田町）はこのほど、神埼市にライフジャケット１００着を寄贈した。２３日に神埼市役所で贈呈式があり、馬場友幸代表取締役は「いろいろな機会に役立ててほしい」と語った。

　ライフジャケットは国土交通省型式承認品で、大人用５０着、子ども用５０着。贈呈式で馬場代表取締役は「昨年の豪雨で弊社工場も被災し、改めて水害への危機感を強くした。浸水した地域では消防団員や避難する人たちがライフジャケットを着用しているのを見て、備えの重要性を再認識した」と寄贈に至った経緯を説明。「神埼市のハンギー祭りでは、アトラクションだけでなく水防訓練なども行っている。そうした場でライフジャケットを着た経験が、万が一のときに役に立つのではないかと思う」と述べ、松本茂幸市長にジャケットを手渡した。松本市長は「子どもたちの防災教育や、災害時に対応する職員や消防団員の一層の安全確保に活用したい。今回の寄贈のおかげで、多くの市民の安全が守られ、安心してもらえる。本当にありがたい」と感謝を伝えた。さらに水門調整の担当者などへの配布も検討したいと語った。

　式典後、馬場代表取締役は「今後も河川パトロールなど、建設業として地域に貢献できることを続けていきたい」と話した。
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