佐賀県内許可業者の平均完成工事高/総額4103億で3期連続増、100億以上企業は前年と変わらず3社
【審査基準日:2019年10月1日~2020年9月30日】
2021年12月09日(木)
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本紙では、県内建設業者を対象とする「平均完成工事高順位」をまとめた。経営事項審査結果(審査基準日:2019年10月1日~2020年9月30日)をもとに2カ年または3カ年の平均完成工事高を業種別に集計。対象数は前回集計に比べ9社増の1051社。総額は2・5%増となる4103億7057万円で3期連続の増加となった。総合100億以上の企業は前年と同じく松尾建設㈱、㈱佐電工、㈱中野建設の3社だった。
平均完成工事高の規模別に見た業者数は、「1億―5億円」が最も多い432社で全体の41・1%を占めた。次いで「5000万―1億円」の210社(構成比20・0%)、「1000万―5000万円」の204社(同19・4%)と続いた。「5億円以上」は146社(同13・9%)、「1000万円未満」は59社(同5・6%)となっている。
工事種類別に平均完成工事高の総額を見ると、前回比プラスは21業種で、このうち管は5期連続で増加している。一方、マイナスとなったのは、建築や鋼構造物などの6業種だった。
総合の部を見ると、1―5位は11期連続で同順位。トップが松尾建設㈱の730億9251万円で、2位が㈱佐電工の174億9844万円、3位が㈱中野建設の107億1098万円。4位は㈱ミゾタの87億7624万円、5位が五光建設㈱の63億2204万円。
6―10位は、6位㈱大洋建設、7位牟田建設㈱、8位黒木建設㈱、9位唐津土建工業㈱、10位㈱岸本組の順となった。
1―6位は昨年と同じとなり、7位の牟田建設、8位の黒木建設、10位の岸本組が昨年から順位を上げた。
主な工種では、「土木」「建築」「とび土工」「舗装」のトップが前年と同じく松尾建設㈱。「電気」「管」「電気通信」が㈱佐電工。「塗装」が㈱ハットリ工業、「機械器具設置」が㈱ミゾタ。いずれも前年と同じとなった。
このほか、「鋼構造物」と「造園」で順位が変わり、「鋼構造物」五光工業㈱、「造園」㈱高取造園土木となり、それぞれ前年より一つ順位を上げトップとなった。