被災幼稚園の砂場抗菌化/佐賀県建設業協会青年部杵藤支部がボランティア
2021年11月09日(火)
地域貢献
地域貢献
(一社)佐賀県建設業協会青年部杵藤支部(山﨑剛史支部長)は5日、武雄市のたちばな幼稚園を訪れ、砂場に抗菌作用のある砂を混ぜ込むボランティア活動を行った。
同園は8月豪雨で床上浸水するなどの被害を受けた。砂場の砂も流れ出してしまい、取り急ぎ砂が補充されていた。青年部杵島支部は、園児たちのためにできることはないかと考え、砂場の抗菌化を決めた。佐賀県建設業協会青年部は毎年県内の幼稚園・保育園の砂場の砂を入れ替えて抗菌化する「砂場クリーン作戦」を実施しており、今回の活動はそれに併せたもの。
当日は青年部杵藤支部の5人が園児たちと一緒に砂場に抗菌砂を混ぜこんだ。作業後、砂遊び用のおもちゃをプレゼントすると、園児たちは「ありがとうございました」と元気よく感謝の言葉を返した。
山﨑支部長は「こどもたちが安全に楽しんでくれたらうれしい。昨年の砂場クリーン作戦はコロナの影響でこどもたちに離れていてもらったが、今回は一緒に作業できて楽しかった。将来、彼らが今日のことを思い出して、建設業に興味を持ってくれたら」と思いを語った。
園児たちはさっそくおもちゃで遊びはじめ、山﨑支部長らにお礼の泥団子を差し出す子もいた。
「砂場クリーン作戦」は今年で12年目。これまでに125カ所の園で実施してきた。