地域貢献

児童がクリーク見学/㈱嶋本建設が施工現場を案内/西郷小環境学習会/九州農政局

2021年10月30日(土)

地域貢献

地域貢献

㈱嶋本建設による現場での重機パフォーマンス

ブロックマットに名前を書き込む児童たち

夢中でシャッターを切る児童たち

 九州農政局筑後川下流右岸農地防災事業所は27日、神埼市立西郷小学校の4年生児童29人を対象に環境学習会を開催した。児童達は、㈱嶋本建設(小城市)の協力のもと、同社が施工する「徳富線(横武その2工区)工事」現場を見学。クリークが防災面や、生態系の形成など環境面おいて果たす役割を学んだ。


 今回の学習会は、クリークの役割について知ってもらうと同時に、そこに生息する生き物たちの保全や外来種などの環境問題について、総合的に知識を深めてもらうのが目的。


 児童たちは、貸与されたインスタントカメラを手に現場見学を開始。㈱嶋本建設による工事現場案内では説明だけでなく、実際に重機を用いたパフォーマンスが行われたほか、記念として現場に埋め込む予定のブロックマットに、それぞれの名前を書き入れた。
 現場で捕獲された生物の紹介コーナーでは、(一財)九州管理協会が児童たちにクリークの生物について説明。児童たちはナマズやゲンゴロウを前に、夢中でカメラのシャッターを切っていた。


 見学後、㈱嶋本建設の嶋本洋平常務は「今日、現場で学んだことを今後に活かしてほしい」とあいさつ。児童たちにボールペンとマスコットのプレゼントを行った。


 同社では、1週間をかけて準備を進めており、児童たちの見学に合わせるため、予定より前倒しで、現場に重機を搬入したという。嶋本常務は「普段見せられないものを見せてあげられた」と笑顔で話していた。


 同事業所の塚本重光所長は「今日は楽しく学習してもらえたのではないかと思う。児童たちにはクリークへのごみ投棄など、環境問題により関心を持ってもらい、環境を大切にしながら成長していってもらいたい」とコメントした。


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