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2019年平均完成工事高順位/対象・総額ともに増加/トップは松尾建設、1―5位は9期連続で同順位

2019年10月24日(木)

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2019平均完工高総額・対象業者数の推移

 本紙では、県内建設業者を対象とする「平均完成工事高順位」をまとめた。2019年6月現在の経営事項審査結果をもとに、2カ年または3カ年の平均完成工事高を業種別に集計。対象数は前回集計に比べ33社増の1065社。総額は前回集計比3・7%増の3924億9230万円となり、5期ぶりのマイナスとなった前回から再びプラスに転じた。


 規模別に見た平均完成工事高は「1億円以上5億円未満」が最も多い423社で全体の39・7%を占めた。次いで「5000万円以上1億円未満」の232社(構成比21・8%)、「1000万円以上5000万円未満」の199社(同19・5%)と続いた。「5億円以上」は138社(同13・0%)、「1000万円未満」は64社(同6・0%)となっている。


 工事種類別に平均完成工事高の総額を見ると、前回比プラスは▽建築一式▽管▽内装仕上げ▽大工―など21業種。このうち、内装仕上げと大工は7期連続で増加している。一方、マイナスとなったのは▽電気▽機械器具設置▽消防施設―など6業種だった。


 また、解体工事業は今年5月31日に経過措置終了となり総額が46・3%増加。対象数については113%増の164社となった。


 総合の部上位10社を見ると、トップは松尾建設㈱の733億5538万円で、2位が㈱佐電工の160億1033万円、3位が㈱中野建設の106億7493万円。4位は㈱ミゾタの75億3028万円、5位が五光建設㈱の59億0011万円。


 6―10位は、6位㈱大洋建設、7位唐津土建工業㈱、8位牟田建設㈱、9位㈱栗山建設、10位㈱JA建設クリエイトさがの順。


 1―8位は昨年と同じで、9位の㈱栗山建設は昨年より五つ順位を上げた。また、1―5位については9期連続で同じ順位となっている。


■平均完成工事高の工事種別比較(単位=千円)
建設工事の種類今回集計分前回集計分完工高比較
対象数完工高合計対象数完工高合計



建築一式270133,116,506272126,145,2375.50%
土木一式54992,922,44753592,526,6120.40%
電気11731,722,70012033,532,150▲5.4%
33325,638,78032524,310,0345.50%
とび・土工・コンクリート36623,439,21733619,802,01018.40%
ほ装18416,288,91218215,360,6876.00%
機械器具設置3010,585,8872911,459,701▲7.6%
鋼構造物3312,090,7953310,777,45012.20%
水道施設2104,965,1672064,327,22914.70%
造園1344,422,1121224,294,3543.00%
塗装864,784,182784,518,7755.90%
電気通信434,355,799424,158,7834.70%
内装仕上483,389,892423,365,9650.70%
防水412,457,404412,301,4666.80%
消防施設451,302,827461,372,414▲5.1%
建具221,448,269221,295,26811.80%
屋根281,346,208241,247,1507.90%
大工141,205,375111,165,2873.40%
熱絶縁3813,2863715,14213.70%
しゅんせつ56746,40051792,765▲5.8%
タイル・れんが・ブロック10505,4478488,9633.40%
さく井11476,42011459,4843.70%
14257,05215240,4896.90%
左官8422,7677347,09621.80%
板金14289,66715344,445▲15.9%
ガラス965,832878,566▲16.2%
鉄筋00000.00%
清掃施設0000
解体1648,018,174775,481,87546.30%
その他3655,415,0513927,436,431▲27.2%
総合(計)1065392,492,3001032378,345,6013.70%





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