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2020年平均完成工事高順位 /対象1042社 総額2.0%増の4003億 /1―5位は10期連続で同順位

2020年11月19日(木)

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平均完工高総額・対象業者数の推移

 本紙では、県内建設業者を対象とする「平均完成工事高順位」をまとめた。経営事項審査結果をもとに2カ年または3カ年の平均完成工事高を業種別に集計。対象数は1042社で前回集計に比べ23社減ったものの、総額は2・0%増となる4003億0562万円だった。また、総合の部ではトップが松尾建設㈱で、1―9位は昨年と同じ順位となった。

 平均完成工事高の規模別に見た業者数は、「1億―5億円」が最も多い419社で全体の40・2%を占めた。次いで「5000万―1億円」の223社(構成比21・4%)、「1000万―5000万円」の205社(同19・7%)と続いた。「5億円以上」は140社(同13・4%)、「1000万円未満」は55社(同5・3%)となっている。

 工事種類別に平均完成工事高の総額を見ると、前回比プラスは14業種で、うち▽とび・土工・コンクリート▽鋼構造物▽電気通信▽熱絶縁▽タイル・れんが・ブロック▽解体―は二桁増となった。一方、マイナスとなったのは▽大工▽石▽板金▽ガラス―など14業種だった。

 総合の部を見ると、1―5位は10期連続で同順位。トップが松尾建設㈱の721億3421万円で、2位が㈱佐電工の169億3977万円、3位が㈱中野建設の115億0824万円。4位は㈱ミゾタの79億4105万円、5位が五光建設㈱の63億0638万円。

 6―10位は、6位㈱大洋建設、7位唐津土建工業㈱、8位牟田建設㈱、9位㈱栗山建設、10位㈱名村造船所の順となった。

 1―9位は昨年と同じとなり、10位の㈱名村造船所は昨年より五つ順位を上げた。
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■平均完成工事高の工種別比較(単位=千円)
建設工事の種類今回集計分前回との比較
対象数完工高合計対象数完工高
建築一式262134,817,141▲3.0%1.30%
土木一式53592,515,632▲2.6%▲0.4%
電気11831,884,7950.90%0.50%
32426,340,468▲2.7%2.70%
とび・土工・コンクリート36226,457,037▲1.1%12.90%
舗装18615,885,0111.10%▲2.5%
機械器具設置2910,392,856▲3.3%▲1.8%
鋼構造物3213,372,099▲3.0%10.60%
水道施設2055,064,351▲2.4%2.00%
造園1304,393,794▲3.0%▲0.6%
塗装864,993,5990.00%4.40%
電気通信444,818,8682.30%10.60%
内装仕上493,509,2582.10%3.50%
防水432,403,2114.90%▲2.2%
消防施設431,178,917▲4.4%▲9.5%
建具221,562,9100.00%7.90%
屋根241,430,784▲14.3%6.30%
大工12845,490▲14.3%▲29.9%
熱絶縁3918,3860.00%12.90%
しゅんせつ48728,652▲14.3%▲2.4%
タイル・れんが・ブロック11576,23710.00%14.00%
さく井9457,593▲18.2%▲4.0%
13225,658▲7.1%▲12.2%
左官7413,930▲12.5%▲2.1%
板金13245,873▲7.1%▲15.1%
ガラス858,954▲11.1%▲10.4%
鉄筋00--
清掃施設00--
解体19210,190,81917.10%27.10%
その他3564,620,728▲2.5%▲14.7%
総合(計)1,042400,305,628▲2.2%2.00%





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