2018年度建設マスター・ジュニアマスター /日本建設技術㈱の下平氏、広津氏が受賞
2019年01月01日(火)
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日本建設技術㈱では、2018年度の優秀施工者国土交通大臣顕彰者(建設マスター)に建設&コンサルタント事業本部の下平正徳副本部長、青年優秀施工者土地・建設産業局長顕彰(建設ジュニアマスター)に同事業本部の広津大治係長がそれぞれ選ばれた。
国交省では、建設産業の第一線で「ものづくり」に携わる特に優秀な技能者、また、今後さらなる活躍が期待される優秀な青年技能者を建設マスター、建設ジュニアマスターとして顕彰している。
東京都港区のメルパルクホールであった顕彰式典では、石井啓一国土交通大臣が「長年にわたってものづくりの第一線に立ち、ものづくり、人づくりの名人と称されるにふさわしい」と建設マスターを称え、建設ジュニアマスターのさらなる活躍にも期待を示した。
下平氏、広津氏に受賞の喜びを聞いた。
■建設マスター
建設&コンサルタント事業本部 下平正徳 副本部長
法面工事に携わって35年。長年培った技術および技能、若手技術者の育成に寄与した功績が認められ、法面工事の建設マスターを受賞することができました。「身にあまる受賞を頂き、思いがけない事でたいへん驚いています」。
学生の頃、土木工事の基礎でもある地質関係に興味をもち、日本建設技術㈱に入社致しました。
工事案件を契約工期内に完了させる事はもちろんですが、建設現場に携わる者として一番心掛けていることは「安全第一」です。
法面高所の作業は一昨年、労働安全衛生規則の一部が改正する省令が施行され、安全帯の着用のほかにライフラインの設置等、特別教育の実施が義務付けられました。初心を忘れず安全面には常に配慮していきたいと思います。
近年建設業に入職する若者が減少し、又離職する者が多いのも悩みの種です。若者の意見にも真摯に耳を傾け、より良い人間関係を築き明るい職場づくりを目指したいと思います。
私はこの栄誉を深く胸に刻み、更に技術の向上に努めていきたいと思います。そして、後進の育成にも積極的に取り組み建設業界の発展に貢献していきたいと思います。
■建設ジュニアマスター
建設&コンサルタント事業本部 広津大治 係長
会社に入社して14年たちます。入社当時は、地元を離れ分からない事が多々ありましたが、現場を行ううちに分からない事が分かるようになり自分の考えの元に現場を行い、やりがいや達成感を感じています。この様な考えが出来るのも会社の上司や先輩達から仕事のやり方や技術を教わったからだと思います。
最後になりますが、受賞が決まった時は自分が受賞していいのかと驚きが有りましたが、これからも日々努力していきます。中堅クラスとなった今、後輩も出来て、これまでは教えてもらうことばかりから教える事が多くなり、後輩のいい手本となる様に頑張ります。いつになるか分かりませんが、建設マスターを受賞出来る技術者となっていきたいと思います。