県電気工事業工業組合青年部会が被災地武雄でボランティア/技能生かして設備調査など
2021年09月07日(火)
地域貢献
地域貢献
佐賀県電気工事業工業組合青年部会(門田尚昌部会長)は8月27日、記録的な豪雨に見舞われた武雄市で、ボランティア活動を実施した。浸水した家具の搬出や清掃のほか、電気設備調査も行い、福祉団体や地元住民から感謝の言葉をもらった。
活動は、社会福祉協議会主催のボランティアに協力したもので、青年部会から12人が参加した。コロナ禍で県外からの参加はなく、平日は特に人数が少ないと聞き、理事会で活動に参加することを決めた。
当日はまず武雄市ボランティアセンターに集合し、検温と抗原検査を受けた。全員の感染症陰性を確認後に受付をすませ、社会福祉協議会の指示のもと2班に分かれて被災者宅に送迎車で移動した。
被災者宅では浸水が1・5㍍を超えた所もあり、使えなくなった家具や電化製品などを搬出し、汚れた窓やドア、床などを雑巾で拭いた。また、専門分野を生かした電気設備調査も実施。朝から夕方まで続いた作業に、地元住民らから感謝の言葉を受けた。社会福祉協議会からも「団体で、しかもボランティアが少ない平日に参加いただき大変感謝します」との言葉をもらった。
活動後、門田部会長が会員らにあいさつし「急遽参加を決定したボランティア活動で、しかも平日の大変忙しいときに参加いただき、本当にありがたく思う。今回は一日だけの活動となったが、被災された方の役に立てたのではないか。今後は個人でもボランティア活動に参加してほしい」と述べた。
青年部会は今後も、コロナ禍で制約はあるが、社会奉仕活動やボランティア活動をできる範囲で行っていくとしている。
活動に参加した青年部会員は次の通り(敬称略、順不同)
▽門田尚昌(㈱門田電気)▽堤悠樹(堤電気㈱)▽中島正太郎(㈱脇山電気工事)▽瀧本晃(フルカワ工業㈱)▽陣内敏彦(㈱陣内電設)▽山下浩司(㈱宮園電工)▽光石信哉(㈱鮎川電工)▽古賀康正(正宝電気㈱)▽嘉村俊一(㈲東栄電気工業所)▽大久保敦司(大久保電機㈱)▽本山和彦(㈲西九電装エンジニアリング)▽山口光浩(佐賀県電気工事業工業組合事務局)