【特別連載(全6回)】
デミー博士の世界一伝わる土木広報のススメ/②体験型でハートを掴め!
2021年09月07日(火)
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私は工事現場で行う体験型イベントが最も広報効果が高いと考えています。なぜなら体験を通して働く人の気持ちを身体と心で受け止めて土木の仕事をより身近なものに感じることができるからです。ここで体験型イベントで実践してほしい3つの項目について紹介します。
1 少人数で実施
イベントの参加者を少人数に絞ることで、一人あたりの体験時間を長く設定できます。大勢だと説明などが一方的になりがちで参加者との距離感が縮まりにくくなります。少人数で双方向のイベントができれば、参加者との距離が縮まり、信頼関係を築くことができます。
2 プロの技の披露
初めて体験する参加者は必ず失敗します。しかし、プロが簡単に手ほどきを披露すると「かっこいい!」や「凄い」などの歓声とともに拍手が沸きます。「かっこいい!」や「凄い」は、「憧れ」に繋がるとともに、その歓声は技を披露しているプロは仕事に誇りをもてるようになります。
3 家族の参加
市民への広報も大切ですが、現場で働く方のご家族への広報はもっと大切です。イベントでお父さんやお母さんが活躍できる場を演出し、その姿をご家族に見せることが大切です。お父さんやお母さんが参加者からの歓声や拍手されている姿を見た家族は、誇りに思います。
いかがでしたか?当たり前のことを記載していますが実際に出来ていないイベントがほとんどなんです。これらを実践するだけで土木の魅力がグーンと伝わりやすくなります。