地域貢献

不法投棄ごみを大量撤去/県産業資源循環協会青年部

2021年06月15日(火)

地域貢献

地域貢献

作業中の様子

参加者したみなさん

 (一社)佐賀県産業資源循環協会青年部は11日、県道久間白石線の山中で、不法投棄撤去作業を実施した。同協会青年部28人が中心となり、県庁職員や応援に駆け付けたプロバスケットチーム「佐賀バルナーズ」の選手らが、山中に不法投棄された粗大ごみなどを集め、処理施設へと運んだ。


 早朝、白石町役場前に集合した参加者に対し、田島健一町長は「町でも不法投棄撲滅を目指して、巡回パトロールや看板設置などを行っているが、人目につきにくい場所での不法投棄が後を絶たない。青年部の方々にはこれまでもボランティア活動を行って頂き、お礼を申し上げる」と感謝を述べた。


 篠原隆博同協会会長は「循環型社会の形成を青年部の活動が支える。自信を持って頂きたい。人のために、人が喜ぶことをやっていれば必ず報われる。ケガだけには十分気を付けて活動をお願いしたい」と激励した。


 活動では、道路脇から山に入り、急な斜面に捨てられた瓶やペットボトルなどを除去。ごみの中には、テレビやバラバラに分解された自動車なども。斜面のため、集めたごみはクレーンやロープで引き揚げた。最終的には、可燃物480㌔、不燃物270㌔、粗大ごみ120㌔のほか、処理困難物(タイヤ、自動車部品、冷蔵庫、テレビなど)約500㌔を回収した。


 同協会青年部は、不法投棄撲滅を目指すCSR2プロジェクトに取り組んでおり、不法投棄撤去作業もその一環として、2001年から県内各地で取り組んでいる。19年には県より「佐賀県功労者知事賞」、20年には環境大臣より「地域環境保全功労者賞」を贈られるなど、その活動は高く評価されている。



TOP