応援隊として活動/地域と親睦深める/㈱井手解体実業
2021年06月08日(火)
地域貢献
その他
㈱井手解体実業(佐賀市、井手隆彦代表取締役)は、「さが中山間協働応援隊」として佐賀市久保泉町の上分一集落でボランティア活動を実施した。作業後は地域の人々から感謝の振る舞いを受けて親睦を深めた。
上分一集落の人口は9世帯23人。住人らの高齢化や人手の減少が進み、広範囲で傾斜も厳しい田畑の管理が難しくなっている。手助けを必要とするこうした中山間地域と、ボランティアを行う団体をマッチングする県の事業を通じて㈱井手解体実業と上分一集落は協定を締結した。
除草作業などの協力は年3回。1回目の今回は5月8日、29日に同社から延べ6人が参加した。29日は耕作されていない棚田80㌃と周囲のあぜ道、傾斜が厳しい箇所などを除草した。
作業の様子を見た集落生産組合の大坪秀敏組合長は「てきぱきと進めてくださり、本当に心強くてありがたい」と述べた。井手代表取締役は「解体の仕事は、音などで周囲に迷惑をかけることが避けられず、心苦しいことも多い。こうして感謝の言葉をいただけるのは貴重な体験でとても励みになる」と語った。
作業後、大坪組合長らはお礼として、地域でとれたお米や野菜を使ったおにぎり、チャンポンや鯉の洗いなどを振る舞った。交流を通して皆は今後に向けて気持ちをひとつにしていった。ボランティア活動は、8月中旬と10月中旬にも行う予定となっている。