防災用土のうを製作、ボランティアで800袋/佐賀建設労働組合
2021年06月01日(火)
地域貢献
地域貢献
佐賀建設労働組合(伊東為夫組合長)は5月29日、佐賀市高木瀬町の佐賀市旧清掃センター跡地で防災用土のう製作のボランティア活動を行った。同組合の支部長や班長をはじめ、青年部などから約38人が参加。同跡地に配備する土のう800袋を作った。
同組合は2014年6月に佐賀市と防災ボランティア協定を締結し、実動体制を構築。昨年と同様、簡易水位計の浸水時における標尺読み取りなども担当している。土のう製作のボランティア活動は今回で6回目。
参加者は袋に底をくり抜いたバケツをセットし、スコップで砂を丁寧に入れて土のうを製作。その後、約20㌔の土のうを指定の配備場所に運び、一つずつ積み上げていった。
伊東組合長は「地球温暖化の影響で近年の災害が激甚化しており、佐賀市への協力として毎年この時期にボランティア活動を続けている。我々は建設業に従事している佐賀市民であり、市民の皆さんの生活に貢献することは我々の使命」と話した。
佐賀市道路管理課の職員は「市民の防災に対する意識が年々高まっており、防災用土のうは大雨の時や道路が冠水した時に備えて市民に無料で提供している。今年は1万5000袋を製作するが、このうちの約6割をボランティアで作ってもらっており、大変ありがたい」と感謝の言葉を述べた。
佐賀市は市内の各支所や旧清掃センター、佐賀駅付近の公園など、豪雨による浸水被害が発生しやすいエリアに土のうを配備する。