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アリーナ建設が着々進む、水泳場は10月オープン予定/佐賀県のサンライズパーク整備

2021年08月24日(火)

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サンライズパークの整備イメージ

建設工事が進むSAGAアリーナ

奥が完成間近のSAGAアクア

走路改修などを行ったSAGAスタジアム

各施設を2階部分でつなぐペデストリアンデッキを整備する

 佐賀県は、国民スポーツ大会(2024年10月5日~15日に開催予定)および全国障害者スポーツ大会の開催を契機に、SAGAサンライズパーク整備事業を推進。メイン施設のSAGAアリーナの建設工事が着々と進んでおり、水泳場(SAGAアクア)は完成間近。サンライズパーク全体のグランドオープンは23年春を予定している。


■佐賀の新たなランドマーク

 SAGAアリーナは佐賀のスポーツや文化に新しい風を吹き込む、約8400席の観客席を備えた九州最大級の多目的アリーナ。久光スプリングスや佐賀バルーナーズなどプロスポーツの試合、コンサート、家族で楽しめるエンターテインメントなど、多彩なイベントを開催する予定。
 施設規模は鉄骨造4階建て・延床面積約2万9800平方㍍で、メインアリーナやサブアリーナ、多目的室などを備える。新築工事を戸田・松尾・中野・上滝建設共同企業体、電気設備工事を日本電設・佐電工・有明電設建設共同企業体、機械設備工事を高砂・栄城・松尾特定建設工事共同企業体、情報通信設備工事を九電工・佐電工・戸上電機建設共同企業体、都市ガス設備工事を佐賀ガス㈱がそれぞれ施工。2022年内の完成、23年春のオープンを目指す。


■トップクラスの大会も開催可能

 SAGAアクアの屋内50㍍メインプールは、約1800席の観客席、大型ビジョンを備え、競泳、アーティスティックスイミング、水球など、トップクラスの大会が開催できる国際公認のプールとなる。また、利用者の用途に応じて、水深を調整することができ、子どもから大人まで誰もがスイミングを楽しむことができる。
 飛込プールは、屋内トレーニング施設を備えた国内公認の屋外プールとなる。
 施設規模は鉄骨鉄筋コンクリート(一部鉄骨)造2階建て・延床面積1万1357平方㍍(50㍍水泳場8557平方㍍、飛込プール2800平方㍍※付属ペデストリアンデッキ・エネルギー棟含む)で、50㍍水泳場新築工事を松尾・JA建設クリエイトさが・五光建設共同企業体、飛込プール新築工事を中野・丸福・峰建設共同企業体、電気設備工事を佐電工・宮園電工・電興社特定建設工事共同企業体、機械設備工事を三建・栄城・松尾建設共同企業体がそれぞれ施工。21年10月下旬にオープンする予定だ。


■SAGAスタでは走路改修など

 陸上競技場(SAGAスタ)については国スポ開催に必要な第1種公認陸上競技場の基準で、走路改修(全天候舗装の全面改修、トラックの9レーン化など)、照明設備改修(LED化)、雨天練習場の新設、諸室の増設・改修などを実施している。


■自分の時間を過ごせる空間を創造

 SAGAアリーナ、SAGAアクア、SAGAスタなどの施設と、隣接する佐賀市文化会館を地上約6㍍の高さでつなぐ遊歩道を設置。SAGAアリーナでのイベント時に安全に移動でき、季節に応じたイベントや夜のライトアップも楽しめる。
 また、各施設を2階部分でつなぐペデストリアンデッキを整備し、国道263号に面する「パークテラス」は、ウッドデッキのオープンテラスでカフェタイムを満喫したり、マルシェでショッピングを楽しんだり、それぞれの人がそれぞれのスタイルで自分の時間を過ごせる空間を創造する。










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