銘板を通じて /橋に愛着を、建設業に興味を /㈱下村建設
2021年03月25日(木)
地域貢献
地域貢献
㈱下村建設(小城市、下村敏明代表取締役)はこのほど、施工した歩道橋で橋銘板の取付式を開催した。地元の児童生徒が自分の文字が刻まれた銘板に笑顔をみせた。
式は多久市北多久町の中ノ原歩道橋と、唐津市鏡の鏡歩道橋で行われた。補修工事の完了を記念して同社が企画したもので、地元の児童生徒に橋の名前を毛筆書きしてもらい、銘板を作成した。
式では、発注者を代表して佐賀国道事務所唐津維持出張所の岩屋安彦所長があいさつし、「歩道橋が傷んでいましたが、補強して塗装もし直して、無事工事が完成しました。これからも安心して渡ってください」と児童生徒や地域の人々に呼びかけた。
中ノ原歩道橋の銘板を取り付けた県立多久高校2年生の戸川明香里さんは「自分の書いた字が長く残ってくれるのはとてもうれしい。いままで建設の仕事で橋の修理をしていることを知らなかったので、よい経験になりました」と語った。 鏡歩道橋には、唐津市立鏡山小学校1年生児童と同鏡中学校3年生の樋口苺佳さんの銘板が設置された。樋口さんは「修理の前は落書きや汚れているところが目立っていたのに、きれいになってびっくりしました。私が卒業した後も後輩たちが銘板のついた橋を渡っていくのかと思うと不思議な気持ちです」と照れた様子で答えた。
監理技術者の江川展弘氏は「歩道橋に愛着を感じてもらい、建設業を知るきっかけになればうれしい」と思いを述べた。